オウンドメディア運用は代行会社へ依頼するのが主流？
アウトバウンドよりも、インバウンドのマーケティングが注目される今、オウンドメディアを使ったマーケティングに取り組んでいる会社が増えてきました。
しかし、オウンドメディア運用にはナレッジやリソースが必要になる分、課題が出てきている会社も多いでしょう。
よくあるお悩みが以下の通りです。
・成果が出ていない
・品質に課題がある
・リソースが足りない
・更新が止まってしまう
・ライターが見つからない
・CVRが低く、リード獲得できない
・どのようなコンテンツを作ったらいいのかわからない
特に、ノウハウがないので方針が合っているのかわからない、リソースを確保する体制になっておらず、なあなあになっている、というのはよくある悩みです。
そんな時に活躍するのが、オウンドメディア運用代行会社です。
最近では、オウンドメディアに注力する会社が増えてきたことで、代行会社も増えてきています。
オウンドメディア運用代行会社とは、名前の通り、オウンドメディアの運用実務を代行する会社です。
オウンドメディア運用代行会社は、多くの会社のオウンドメディアを代行している分、ノウハウやナレッジが豊富にたまっており、実績があります。さらに、法人として機能しているので、リソース面も安心です。
このため、こういった会社に依頼することで、マーケティングの課題を解決してくれるといえるでしょう。
しかし、これまでインハウスしていた場合に、はじめて外部委託を検討するとなると不安な場合も多いでしょう。
オウンドメディア運用代行会社のサービス内容や費用の相場を知っておくことが大事です。
この記事の情報を参考にしてみてください。
オウンドメディア運用代行会社の具体的なサービス内容
まずは、具体的なサービス内容について紹介します。
これまで自社で行っていた場合には、自社でできること・できないことを分けて、依頼する業務をまとめましょう。
戦略設計
まずは、戦略を立てる必要があります。例えば、マーケティングリサーチの一環として、市場調査・競合調査などを実施するなどです。
収集したデータをもとに、オウンドメディアマーケティングの戦略を組み立てます。
ここで、運用代行会社が発揮する価値はこれまでの運用経験です。運用代行会社が、「同じ医療業界で実績がある」という場合、これまでの経験を活かしたアドバイスをしてくれるでしょう。
また、このタイミングで、運用時のコンテンツ方針やレギュレーションなども決めておきましょう。コンセプトなども同時に言語化しておくと、今後スケールする際に、大切です。
メディアサイトの制作・構築
新たにオウンドメディアを立ち上げる際は、メディアサイトを制作する必要があります。オウンドメディアを使った集客をする場合、コーポレートサイトに格納するのではなく、新たにオウンドメディアを構築するのがおすすめです。
オウンドメディアで集客するユーザーとコーポレートサイトに訪れるユーザーは異なるセグメントになるため、それぞれに最適なWebページにするためです。
目指すべき成果から逆算して要件を定義しましょう。
集客経路の策定
SEO経由で集客するのか、SNS経由で集客するのか、狙いはさまざまです。まずは、どのような経路でユーザーを集めるのかを決めましょう。
SEOの場合は、適切なキーワードを選定すること、SNSの場合は、インプレッションが広がりやすい、バイラルなコンテンツをつくることが重要です。
コンテンツ企画
次に、具体的なコンテンツを企画します。
このとき、自社のバックエンド商品の見込み顧客になるユーザーが読む記事かどうかを確認することが重要です。
オウンドメディアの読者が増えてもそれだけでは収益化できないため、集めたいユーザーにリーチする記事を書きましょう。特に、オウンドメディアのコンセプトと合ったコンテンツ戦略が重要です。
運用代行会社はそういった設計も含めて提案してくれるので、非常に心強いでしょう。
コンテンツ制作
その後、コンテンツを制作していきます。
原稿化する執筆業務と、完成した原稿の校正業務が必要です。ここでライターの確保が必要です。運用代行会社が紹介してくれるケースや、中にライターを抱えているケースなど、さまざまあります。
ここで、注意しておきたいポイントがあります。
それは、アサインしたライターによって、ライターのスキルや商材理解度が異なるため、コンテンツ品質が左右するということです。記事の品質はライター個人に依存します。ライターのポートフォリオなどを事前に確認したり、ライターこみの契約になるのかどうかを確認したりしましょう。
分析・改善
サイトにユーザーが来るようになったら、分析し、改善していく必要があります。
・アクセス数
・コンバージョン数
・検索順位
・集客経路
・離脱箇所
などをチェックしましょう。使用するツールは、Googleアナリティクスやヒートマップツールなどです。
SEO施策で使えるツール一覧は、弊社がまとめた独自シートがありますので、ぜひ以下よりダウンロードしてみてください。
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オウンドメディアの運用代行会社の料金・費用
10万円未満
コンサルティングのみの場合やツール利用のみの場合、10万円未満で請け負ってくれる会社もあります。
しかしながら、10万円未満の場合は、実はフリーランスに卸しているだけだったり、法人に依頼する意味がないものもあります。
フリーランスに頼めば5万円程度でも簡単なディレクションをしてくれる場合もあります。その分、フリーランスはリソースがない・コミットしてくれづらいなどデメリットがあるため、一長一短です。
この価格帯の会社への依頼はあまりおすすめできません。
20万円〜30万円
この価格帯の場合、全面的な代行はお願いしづらいでしょう。毎月1回の定例会で運用状況を報告し、サイトの各数値についてアドバイスをしてくる程度であればおそらく可能です。
また、チャット上でのアドバイザリーなどです。
しかしながら、代行までは依頼できないので注意が必要です。自社でリソースが確保できない場合、アクションはできないのに、コンサルティングだけしているという、一番費用がもったいないかたちになってしまいます。
30万円〜50万円
少しでもリソースが確保できないおそれがあるのであれば、この価格帯の会社をおすすめします。
最も一般的な価格帯であり、コンテンツ設計も、サイトの分析・改善なども、行ってくれます。オウンドメディアで必要な業務を一通り代行してくれるのだと考えてしまって問題ありません。
会社によっては、記事数に応じて、かかる工数も増えるため、100万円いじょうかかります。
オウンドメディアの運用代行会社を比較する基準
費用
まずは、費用が予算内なのか。また、費用対効果が見合いそうなのかを確認しましょう。運用代行会社の多くは、シミュレーションを提示してくれます。
得意分野
運用代行会社によって、「SEOに強い」「インタビュー記事に強い」「SNSに強い」など、実績が異なります。自社の商材と会う会社を選びましょう。
実績
実績数値のある会社に依頼することも重要です。しかし、SEOやSNSのアルゴリズムや人々の関心は、変化が激しいため、十年前の実績などは価値が低いです。直近一年間でどれだけの成果が出ているのかどうかなども確認しましょう。
SEO対策歴5年。SEO支援の実績は、オウンドメディア等も含めて、30サイト合計50,000ページ以上。20歳の時にブログを始め、1年で月20万PVのサイトを制作。その後、toB向けSNSマーケティングを行い、フォロワーも6,000人以上。（2022年11月時点）現在は、業界特化のSEOコンサルティングを行っている。
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