コンテンツマーケティングの種類
コンテンツマーケティングが注目される今、「どんな種類のコンテンツから着手していけばいいのだろうか?」と気になる方は多いでしょう。
コンテンツの種類とそれぞれが持つ特徴をご紹介します。
記事コンテンツ
最も想像しやすいのが、記事コンテンツなのではないでしょうか。コンテンツマーケティングの最も代表的なコンテンツともいえます。
ユーザーは検索エンジンやSNSを通じて、情報収集をするため、記事コンテンツを用意しておくと、そういった能動的に何かを知りたいユーザーにリーチすることができます。
このため、ユーザーがどういった興味関心を持っているのか、細かいニーズを分析しながら記事を作成することが重要です。
特定のトピックに関連する情報を提供することで、市場の興味を引くことができます。
- 記事コンテンツの一例
- ハウツー記事
- ワッツ記事
- コラム記事
- インタビュー記事
しかし、5Gが注目されるようになってから、記事コンテンツ以外にも動画などの新しいアプローチが増えてきており、記事コンテンツは現在、一概に最新の手法だとは言えないかもしれません。
LP
LPは、ランディングページと呼ばれるもので、記事コンテンツに装飾などを施し、購入や契約など特定の切り口のためだけに制作される訴求力の高いページのことを言います。広告などで使用されることが多いでしょう。
このため、LPは必然的に記事コンテンツよりも広告としての性質が強くなります。
ユーザーにとって有益な情報を発信するというコンテンツマーケティング本来のあり方にそぐわないものになる可能性があります。あくまでユーザーに寄り添ったコンテンツとして発信したい場合は、記事LPにするのがおすすめです。記事LPとは読み物型のLPのこと。ユーザーの課題を解決する方法を伝えつつ、課題解決に商品やサービスが必要であることを認識してもらう記事にすることで、あからさまな広告ではない形で商品やサービスの良さを伝えることができます。
ホワイトペーパー
ホワイトペーパーは、コンテンツマーケティングが著明になってきてから出てきた手法ですが、主にBtoBなどで活用される資料・レポートなどのコンテンツです。
例えば、自社がこれまで行ってきた成功事例・市場の情報・調査の結果報告などをまとめて、資料化します。普遍的に活用できるデータであればあるほど、需要のあるホワイトペーパーになります。一般的にはPDFなどにして、広告などで流入してきたユーザーに対し、有益なコンテンツを提供する役割として活用されます。
動画コンテンツ
動画コンテンツは、5Gが普及してから、一気に活用が増えてきたといえます。これまでは、文字や二次元の画像だけで情報を伝えていましたが、動きのある様子などは伝えることができませんでした。
しかし、動画を活用すれば、画像だけでは伝わりにくい複雑なトピックも簡単に伝えることができます。例えば、「このハンバーグはどれだけ肉汁が出るのか?」という情報も、画像だけでは十分に伝えられず、動画では十分に伝えることができます。この方向性の違いひとつとっても、売れる飲食店の戦略がわかります。これからの時代は、動画にはたらきかけるものほど、ユーザーにより情報を詳細に伝えることができるのです。
製品やサービスを実際に操作する映像などを利用して、製品やサービスの魅力をアピールすることができます。
ウェビナー
ウェビナーは、ウェブとセミナーを組み合わせた言葉で、最近では一般的に使われているものの、造語です。コロナ禍の影響もあり、イベントがオンライン化している今、オンラインで開催されるセミナーはアーカイブに残すことができ、コンテンツ化できています。
時と場所を選ばずイベントをコンテンツにできるのは、ウェビナーならではの魅力でしょう。
もちろん、事前に収録した動画コンテンツを配信するのではなく、リアルタイムで開催することも可能です。
メールマガジン
メールマガジンは、顧客リストがある企業にとっては取り組んだほうが良い施策といえるでしょう。獲得したリードに向けて、ほぼコストをかけずに、ダイレクトに伝えたいメッセージを送ることができます。
メールマガジンは、動画やウェビナーが発達した今、古い手法と思われることもありますが、今でもとても有効な施策です。
コンテンツを活用するにはどうしたらいい?
コンテンツは作って終わりではありません。しかるべきところに露出をし、本当に見てほしいユーザーに見てもらう機会をつくらないと、機会損失になってしまいます。
このため、自社サイトに訪問してコンテンツを見てくれなければ、いくら良質なコンテンツを用意しても意味がありません。
コンテンツを活用するための方法を紹介します。
広告施策を行う
広告を運用し、露出を高めていきましょう。
費用をかければその分露出が高まる広告施策は、始めやすい上に、即効性の高い施策です。このため、以下のような会社にはとても向いています。
- 予算の少ない企業
- 特定のターゲットに刺さる商材
SEO施策を行う
SEOとは、検索エンジンへの最適化のことです。コンテンツをユーザーに見てもらうためには、あるキーワードで検索したときに、自社サイトのコンテンツが検索結果の上位に表示されている必要があります。
コンテンツを検索結果の上位に表示させるためには、SEOが欠かせません。
SEO施策は以下の会社にとても向いています。
- 中長期的にマーケティング施策を展開していきたい企業
- 幅広いユーザーに紹介したい商材
ちなみに、SEO施策をする際は、記事やタイトルがターゲットユーザーにとってわかりやすい内容や表現になっているか、情報の分量は適切か、専門的で事実に基づく内容になっているかも重要です。
SNSを活用する
TwitterやInstagram、TikTokといったSNSは、コンテンツを爆発的に拡散させる力があります。最近では、バイラルコンテンツを作成できるとして人気を集めている手法です。
例えば、自社の商品・サービスにこれまで興味がなかった人や知らなかった人の目にも触れることができたり、つまり潜在的な顧客を見つけることができるわけです。
SEO対策歴5年。SEO支援の実績は、オウンドメディア等も含めて、30サイト合計50,000ページ以上。20歳の時にブログを始め、1年で月20万PVのサイトを制作。その後、toB向けSNSマーケティングを行い、フォロワーも6,000人以上。(2022年11月時点)現在は、業界特化のSEOコンサルティングを行っている。
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